【第7回】「コロナ」による変化  不動産で再注目なのは…

※西東京市の地域情報紙「タウン通信」で連載中の「地域づくりは住まいから~新しい不動産スタイル」からの転載記事です。この連載にはERA LIXIL不動産ショップ・三成産業が協力しています。

 

不動産からのまちづくりを考えるこのシリーズ。今回は、コロナ禍で注目される物件活用を紹介する。

 

  * * *


人口減社会で、この地域でも、物件の空室が珍しくなくなっている。

 

そうした状況を受け、物件所有者の中には「さっさと売ってしまったほうがいい」と手放す人も少なくない。

 

しかし、こんな情報を耳にしたら、考えが変わるのではないだろうか。

 

「不動産業界において、コロナ禍で何が変わったかといえば、一番は一軒家の賃貸契約が激増したことです。以前は一戸建てといえば売買が基本でしたが、今は賃貸の動きが盛んです」

 

そう話してくれたのは、ひばりヶ丘駅隣接の「ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業」の清水二郎さんだ。

(※下写真はイメージ)

 戸建て賃貸が活況

清水さんによると、リモートワークの普及で、

◎より広い居住空間
◎家族がのんびり暮らせる立地
◎状況が変わればすぐに引っ越せる

といった希望が増え、駅から離れた広めの一軒家などの人気が高まっているのだという。

 

今の若い人たちは、『いつかはマイホーム』の願望も薄い。先が見えない時代だけに、率先して賃貸を選ぶ人が増えています

 ――つまり、相続などで余剰に一軒家を手にした人などには、絶好の資産形成の機会が巡っているのだといえる。

 

 

 オーナーは二の足…

ところが、「管理が大変そう」「空室になったら損が生じる」といった不安から、賃貸に二の足を踏むオーナーが少なくない。

 

そんな人たちに向けて、清水さんは「信頼できる不動産会社に相談して」と呼びかける。 

 

「物件の状況にもよりますが、わずかなリフォームで貸せれば収益は大きい。管理は不動産会社に任せてしまえばいいのです」

 

一方で、「すぐに売却を提案する業者は要注意です」とも念を押す。

 

実際のところ、不動産会社にとっては売却のほうが手間は楽だという。それでも保持を提案する清水さんはその意図をこう話す。 

 

「住まいには思い出が詰まっています。それを大切に守る人が多い町は、きっと良い町だと思うのです」

(タウン通信2021年8月18日発行号掲載記事から転載)